Linuxを操作設定する上でまずこれだけは
知っておいて欲しい部分です
憶えた上でさらに興味が持てるようになったら
どんどん、調べていきましょう
ファイル・ディレクトリ操作(抜粋)
ディレクトリ | ファイル | |||
閲覧 | ls -l | Dir内のFile | less | less File名 (qで終了) |
pwd | 絶対パス | cat | cat File名 | |
作成 | mkdir | mkdir Dir名 | touch | touch File名 |
移動 | mv -r | mv -r Dir元 Dir先 | mv | mv File元 File先 |
cd | カレントDirの移動 | |||
名前変更 | mv | mv Dir元名 Dir変更名 | mv | mv File元名 File変更名 |
コピー | cp -r | cp -r Dir元 Dir先 | cp | cp Dir元 Dir先 |
削除 | rm -fr | rm -fr Dir名 | rm | rm File名 |
では練習してみましょう
ユーザーのホームディレクトリへ移動
$ cd ~
場所を確認
$ pwd
今いるディレクトリに何があるか見てみましょう
$ ls -l
では、1つずつコマンドを実行していきましょう
ディレクトリ作成 | mkdir test |
ファイル作成 | touch aaa.txt |
確認 | ls -l |
aaa.txtをtestディレクトリに移動 | mv aaa.txt test/aaa.txt |
testディレクトに移動 | cd test |
確認 | ls -l |
aaa.txtのコピーをbbb.txtで作成 | cp aaa.txt bbb.txt |
aaa.txtを削除 | rm aaa.txt |
確認 | ls -l |
1個上へ移動 | cd ../ |
testディレクトを削除 | rm -fr test |
確認 | ls -l |
ファイル属性について
Linuxにはファイル所有者とパーミッションと言う
重要な概念があります
ls -l などでファイル属性を見ると
次のような表示になります
モード | リンク数 | 所有ユーザー | 所有グループ | サイズ | 最終更新日 | ファイル名 |
-rwxr–r– | 1 | root | root | 4096 | 6月1 | aaa.txt |
このモード部分がパーミッションの記述となります
パーミッション777(誰でも自由な権限)
所有者 | 所有ユーザー | 所有グループ | 第3者 | ||||||
権限記号 | r | w | x | r | w | x | r | w | x |
権限名前 | 読み | 書き | 実行 | 読み | 書き | 実行 | 読み | 書き | 実行 |
2進数 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
10進数 | 4 | 2 | 1 | 4 | 2 | 1 | 4 | 2 | 1 |
Permission | 7 | 7 | 7 |
パーミッション700(所有者だけ自由な権限)
所有者 | 所有ユーザー | 所有グループ | 第3者 | ||||||
権限記号 | r | w | x | r | w | x | r | w | x |
権限名前 | 読み | 書き | 実行 | 読み | 書き | 実行 | 読み | 書き | 実行 |
2進数 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
10進数 | 4 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
Permission | 7 | 0 | 0 |
では、ファイル属性の変更をやってみましょう
設定の変更なのでrootへ切り替えます
$ su
パスワード
pwdで今いるディレクトリを確認して
# pwd
/home/seito
1つファイルを作りましょう
# touch aaa.txt
ls -l でファイルを確認します
# ls -l
パーミッションを変更してみましょう
・変更コマンド
# chmod パーミッション数字 ファイル名
# chmod 777 aaa.txt
# ls -l
ユーザー所有者を変更してみましょう
・変更コマンド
# chown 所有ユーザー:所有グループ ファイル・ディレクトリ名
# chown seito:seito aaa.txt
# ls -l
所有ユーザーのみseitoに変更
# chown seito aaa.txt
# chown seito: aaa.txt
でも同じ意味です
リダイレクションとパイプ
出力リダイレクション
コマンド > ファイル名
コマンド(プロセス)の結果をファイル名へ上書きします
コマンド >> ファイル名
コマンド(プロセス)の結果をファイル名へ追記します
echo “hallo” でhallo をaaa.txtへ出力する
hallo をaaa.txtへ出力する
aaa.txtの中身を見る
# cat aaa.txt
echo “hallo” でhallo をaaa.txtへ追記出力する
hallo をaaa.txtへ追記する
aaa.txtの中身を見る
# cat aaa.txt
※入力リダイレクションもありますが、ここでは割愛します
パイプライン
コマンド1 | コマンド2
コマンド1で出力されたリダイレクションをコマンド2へ渡します
例
# ps au | grep root
psは実行中のプロセスを表示
au はそのオプションで a全てのユーザー uユーザー名と開始時刻
その結果を| パイプで渡します
続いてgrep はそのファイルから引数を持つ行を取り出すコマンド
「grep sshd」 はsshdを含む行を取り出す と言う意味
以上Linuxを扱う上で最初に知っておいてほしい
コマンド・ファイル属性・リダイレクションについて
非常に簡単ではありますが、説明を終わります。
是非、憶えましょう