超入門 ネットワーク設定確認 コマンド実行編

CentOS7ではコマンドでのネットワーク設定が推奨されております

基本は設定ファイルをvi編集なので
本当のところが知りたいと言う方は是非
「ネットワーク設定入門 vi編集編」をご覧ください

コマンド実行でもvi編集でも基本的な流れは同じです

1.サービス起動状況の確認
2.現在のネットワーク状態を確認
3.ネットワーク設定方法
4.ネットワークの再起動

VPSベンダーから割り当てられた
ネット情報をメモしといてください(IPv6は割愛します)

サーバー.IPv4 〇〇〇.〇〇〇.〇〇〇.〇〇〇
サブネットマスク.IPv4 〇〇〇.〇〇〇.〇〇〇.×××
ゲートウェイ.IPv4 〇〇〇.〇〇〇.〇〇〇.1
DNSサーバー1.IPv4 △△△.△△△.△△△.△△△
DNSサーバー2.IPv4 △△△.△△△.△△△.△△〇

では、サーバーの設定を確認しましょう

1.サービス起動状況の確認
使うサービスはNetworkManagerなので
NetworkManagerの状態を確認します

# systemctl status NetworkManager

active(runninng) と出ていれば動作しています

動作してなければ
NetworkManagerを起動させます

# systemctl start NetworkManager

2.現在のネットワーク状態を確認
ネットワークの状態を確認するコマンドは以下の通りです

# nmcli d

DEVICE TYPE STATE CONNECTION
eth0 ethernet connented eth0
lo loopback unmanaged

デバイスにeth0があることがわかります

では、このデバイスeth0がどんな状態か確認してみましょう

# nmcli d show eth0

GENERAL .デバイス :eth0
GENERAL .タイプ :Ethernet
GENERAL .HWADDR :FF:FF:xx:xx:xx:xx
GENERAL .MTU :1500
GENERAL .状態 :100 (接続済み)
GENERAL .接続 :eth0
GENERAL .CONパス :/org/freedesktop/NetworkManager/ActiveConnection/0
WIRED-PROPERTIES

.キャリア

:オン
IP4 .アドレス[1] :ip = 222.222.222.222 /xx, gw = 222.222.222.1
IP4 .DNS[1] :222.222.222.100
IP4 .DNS[2] :222.222.222.200
IP6 .アドレス[1] :ip = xx::f:xx:xx:xx/xx, gw = xx::xx:1

続いて、以下のコマンドでも確認してみましょう

# ip a

1: lo: <LOOPBACK,UP,LOWER_UP> mtu 65536 qdisc noqueue state UNKNOWN
link/loopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:00
inet 127.0.0.1/8 scope host lo
valid_lft forever preferred_lft forever
inet6 ::1/128 scope host
valid_lft forever preferred_lft forever

2: eth0: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc pfifo_fast state UP qlen 1000
link/ether ff:ff:ff:ff:ff:ff brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
inet 222.222.222.222 /xx brd 222.222.222.222 scope global eth0
valid_lft forever preferred_lft forever
inet6 :::::/64 scope link
valid_lft forever preferred_lft forever

サーバーから外部へpingが通るか、確認しましょう

# ping 8.8.8.8

(終わる時は[Ctrl] + [c])

また外部からサーバーへpingが通ることも確認しましょう
Windowsのコマンドプロンプトなどから

ping サーバー.IPv4

これで、問題なくネットワークがつながってるのが確認できると思います。

3.ネットワーク設定方法
設定が必要なVPSや変更したい場合などは
以下の項目をご参考ください

NICに対してネットワーク設定
●NICをActive化
デバイス確認でeth0:CONNECTIONが”–“だった場合
eth0をアクティブにしましょう

# nmcli connection up eth0

また起動時に自動Active化させるために

# nmcli con mod eth0 connection.autoconnect “yes”

●サーバー.IPv4と、
ゲートウェイ.IPv4を設定

# nmcli c modify eth0 ipv4.addresses サーバー.IPv4 ゲートウェイ.IPv4

注意!「サーバー.IPv4 ゲートウェイ.IPv4」のアドレス間を半角スペースで区切り、
アドレスの両端を”” ダブルクォーテーションで囲ってください

●DNSの設定

# nmcli c modify eth0 ipv4.dns DNSサーバー1.IPv4 DNSサーバー2.IPv4

注意!「DNSサーバー1.IPv4 DNSサーバー2.IPv4」のアドレス間を半角スペースで区切り、
アドレスの両端を”” ダブルクォーテーションで囲ってください

●IP固定割り当てに設定

# nmcli c modify eth0 ipv4.method manual

※ちなみにDHCPの場合”auto” になります

●ホスト名設定
ホスト名を「test」にしてみたいと思います

# hostnamectl set-hostname test

●VPS再起動時に自動でethoがActiveするには

# nmcli con mod eth0 connection.autoconnect “yes”

4.ネットワークの再起動
設定が終わりましたらネットワークの再起動して
設定を有効にしましょう

# systemctl restart NetworkManager

設定ファイルがコマンドによってどのように設定されたか
みてみるのも良いでしょう

# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
 主にIPアドレスを設定するファイル

# vi /etc/sysconfig/network
 主にネットワーク機能設定するファイル

# vi /etc/resolv.conf
 主にDNSサーバーのアドレスを設定するファイル

# vi /etc/hostname
 主にホストネー、ウを設定するファイル

これらファイルの設定方法を憶えてしまえば、
サーバーのネットワーク設定は完了します

新しいディストリビューションは
様々なパッケージ(NetworkManagerなど)によって、
これらファイルを便利にコマンド編集してくれますが
実は、そんなコマンドなぞ知らなくても、
基本はこれら設定ファイルをエディタ(viなど)で
編集すればオッケーなんです

サーバーによっては、CentOS5や6と言った古いバージョンで稼働しているのも
まだまだありますが 例えば、これら古いサーバーをメンテする場合、
新しく便利なコマンドは用意されていないので
基本的な構築方法が必要とされる場合があります

基本的なviでの編集設定が知りたい場合は、簡単ではありますが
ネットワーク設定入門 vi編集編
に記載しましたので、参考になさってください